ホームページを作ろうと思ったとき、多くの方が「制作会社に依頼するのが普通」と考えます。確かに、ゼロからHTMLやCSSを勉強して自作するのは現実的ではありません。しかし、制作会社にすべて任せると、公開後にちょっとした更新や修正をするたびに追加費用がかかるケースも少なくありません。
たとえば、営業時間の変更やスタッフの入れ替わり、新サービスのお知らせ。こうした小さな更新でも、制作会社に頼むと数千円から数万円の費用が発生することがあります。これが積み重なると、1年後にはかなりの出費になっていることもあるのです。
そこで注目されているのが WordPress(ワードプレス) です。WordPressは世界中で利用されているCMS(コンテンツ管理システム)で、プログラムの知識がなくても管理画面から記事を投稿したり、画像を差し替えたりできる仕組みを持っています。
1. お知らせやブログを自分で更新できる
WordPressを導入する最大のメリットは、更新作業を自分でできることです。
一般的なホームページでは、制作会社に依頼して更新してもらう必要があります。しかしWordPressなら、管理画面にログインして文章を入力すれば、そのまま記事が公開されます。まるでブログを投稿する感覚で簡単に操作できるのです。
- 営業時間や定休日の変更
- 新商品やサービスのお知らせ
- イベント開催情報
- 採用情報の更新
こうした日常的な更新を自分たちで行えるため、「わざわざ外注するコスト」や「反映されるまでのタイムラグ」を大幅に削減できます。
2. 無駄な追加料金がかからない
更新を自分で行えるということは、無駄な追加料金を払わなくて済むということです。
制作会社にお願いすると「テキスト修正 5,000円~」「画像差し替え 1万円~」といった費用が積み重なります。しかしWordPressなら、自分で更新すれば0円です。
もちろんデザイン全体を変えるような大掛かりな修正は専門家の手が必要ですが、日常的なお知らせやニュース、ブログ記事などは社内で完結できます。これにより、運用コストを最小限に抑えつつ、常に最新情報を発信できるのです。
3. 情報発信のスピードが上がる
「すぐに伝えたい情報があるのに、制作会社に連絡して反映されるまで時間がかかる…」
こうした経験をした方も多いのではないでしょうか。
WordPressなら、自分でその場で更新できるため、スピード感を持って情報を届けられます。
- 今日の臨時休業を即座に掲載
- メディア掲載のお知らせを当日中にアップ
- キャンペーン情報をすぐに反映
この「スピード感」こそ、今のビジネスにおいて大きな価値を持ちます。
4. 社内スタッフでも運用できる
WordPressは直感的な操作が可能なため、特別なスキルがなくても更新できます。
「担当者が変わっても引き継ぎが簡単」というのもメリットです。
- 管理画面から「記事投稿」をクリック
- タイトルと本文を入力
- 画像をアップロードして公開
この3ステップで誰でも記事を公開できます。ExcelやWordを使えるレベルであれば十分対応できるので、社内スタッフに任せられる範囲が広がります。
5. 検索エンジンにも強い
WordPressは「SEOに強い」と言われることも多いです。これはシステム自体が検索エンジンに読み込まれやすい仕組みになっているためです。
ただしSEOというと難しく聞こえますが、要は「記事を増やすことで検索に引っかかる可能性が高まる」ということ。
WordPressで自分たちで更新できる=記事が自然と増えていく=検索流入のチャンスが広がる、という好循環を作れるのです。
6. 成果を出すためには「運用」が大切
ホームページは「作ったら終わり」ではありません。
むしろ公開してからがスタートです。
- 定期的に記事を更新する
- 最新情報をすぐに反映する
- コンテンツを増やして信頼性を高める
こうした地道な積み重ねが、サイトの価値を高めていきます。
WordPressを導入することで、この運用部分を社内で無理なく回せるようになるのです。
まとめ
WordPressでサイトを作成する理由は、何よりも 「自分たちで更新できるから」 です。
- 無駄な追加料金を払わなくていい
- 情報発信のスピードが上がる
- 社内スタッフでも簡単に扱える
- コンテンツを増やしやすく、成果につながる
「更新費用を気にして何も発信できないサイト」と「自由に更新して成長するサイト」、どちらがビジネスの役に立つかは明らかです。
ホームページを単なる看板ではなく、成長し続ける情報発信の拠点にするために、WordPressは最適な選択肢といえるでしょう。